世界遺産ローマ遺跡の定休日を忘れてタラゴナを訪れてしまう【スペイン旅2023】
「もうすぐタラゴナだね。
なんとか無事たどり着けたね。
今日は水道橋だけ行って、明日、遺跡観光しようね」
と娘と電車の中で話していたのですが、
大変なことに気づいてしまいました!
私「ちょっと待って。今日は何曜日?」
娘「日曜日~」
私「明日は月曜日?」
ショックすぎて当たり前のことを確認してしまいます。
タラゴナの遺跡、月曜定休です。
またしてもやらかしました。
そして日曜日の開館時間は14時までです。
この列車がタラゴナに到着するのは12時50分。
約1時間しかありません。
あーあぁ!
仕方がないので、プレトリとシルクローマだけ入場して見学することにしました。
もし、同じような境遇がいたならば、プレトリとシルクローマの見学を強くおすすめします。あとは考古学博物館です。
プレトリとシルクローマ、考古学博物館は中に入らないと見れないのですが、ほかの遺跡は入らなくても外から雰囲気だけは味わえます。
でも、できるならば、月曜日を避けて行ってください!!
プレトリとシルクローマに到着。
地下通路が張り巡らされています。
時間がなかったので、荷物を預けることも忘れて入館してしまいました。
塔の上には上ることができます。
このスケスケの階段で登ります。
わたしは高所恐怖症なので、足が震えるほど怖いです。
あまりに怖くて夢に出てきたことがあります。
頑張って登ると屋上ではこのスケルトンのエレベータがお出迎えしてくれます。
ローマ遺跡にスケルトンのエレベータとのミスマッチが好きなのですが、このエレベータもだいぶボロボロになってきていました。
円形競技場が見えます。
カテドラルや旧市街も見渡せます。
ここはやっぱりちゃんと入館した方がいいです。
もし、午後の列車にしていたら、この景色は見れなかったので、やっぱり5時間かけてやってきてよかったのかもしれません。
今回はほかの遺跡は外から眺めることにします。
高速列車のチケットが満席でローカル列車で約5時間かけて移動することになる【スペイン旅2023】
夏のリゾート地は大変混みあいます。
ホテルも満室になるし値段も上がります。
電車も混みます。
なのに、うっかり電車の予約をし忘れました。
正確には、まだ大丈夫だろう、と思っていました。
移動の「前々日」にRENFEのチケット予約のサイトを見たら、軒並み完売!
わずかに残っていた朝9時の列車のチケットを求めに駅に行ったら、時間が遅すぎて窓口は閉まっていました。
そのチケットも翌朝には完売に。
完全にやらかしました。
午前中に移動するつもりが、その時点で予約ができる一番早い列車は15時過ぎ発。目的地に着くのは17時過ぎ。
娘に二つの提案をしました。
① 朝8時発の普通列車で4時間50分かけて移動する
メリット:料金が安い(高速列車の3分の1くらい)
:到着駅が市街地に近い(ホテルまで歩いて移動できる)
:出発駅も近い(ノルド駅発)
:13時には到着できる
デメリット:5時間近くかかる
② 午後15時発の高速列車に乗る
メリット:2時間程度で到着する
デメリット:料金が高い(普通列車の3倍くらい)
:到着駅が遠い(市街地までバスで移動する)
:出発駅も遠い(ホアキン・ソローリャ駅発)
:到着時刻が遅くなる(17時を過ぎる)
なんだか①番の方がよいよね?!となり、ローカル列車で移動することになりました。
移動の前日、窓口でローカル列車の切符を購入しました。
(ローカル列車なので、座席指定もないし、当日購入でもよかったと思いますが、そのときはなんとなく安心したくて・・・)
ノルド駅の窓口で切符を購入します。
私: 明日のタラゴナ行きの切符を2枚ほしいのですが
窓口: 15時の列車しか残ってないですね
私: それじゃなくて朝8時発の・・・
窓口: 5時間くらいかかるよ?!本当にこれがいいの?
私: それがいいです。
発券する際に
窓口: 本当にこれでいいの?まだ変更できるよ?
私: それでいいです。
窓口: 発券しちゃうよ?
みたいなやりとりがあり、無事チケットを手にしました。
チケットを購入したときに知ったのですが、4時間50分かかるという内訳は
8時 バレンシア発
10時32分 アルデア着
11時43分 アルデア発
12時50分 タラゴナ着
でした。アルデアの駅で1時間以上の待ち時間がありました。
出発当日、
朝7時半にノルド駅にやってきました。
駅舎かっこいいです!映画とかに出てきそう。
中は工事中で足場が組んでありました。
無事8時の列車に乗りました。
途中、車窓からの風景。
バレンシアからタラゴナまでの道のりは、途中海が見えるのかと思ったけれど、海岸線からは離れているらしく、海は全く見えませんでした。
スペインであまり畑というものを見かけたことがないのですが、この沿線は意外と畑が多かったです。
アルデアの駅で乗り継ぎの列車を待ちます。
バレンシアからタラゴナやバルセロナへ行くのにはこの列車が一番安いので、同じように乗り継ぐ人がたくさんいます。
アルデア駅の周辺はとくになにもないので、ホームで待っていたのですが、すぐ向こうの道路を野ウサギが駆け抜けていきました。
めちゃくちゃのどかな時間が流れていきました。
これもいい思い出ですよね~。
そしてこの後、もう一つ、大事なことを忘れていたことに気づきました。
※参考までに※
地球の歩き方にはノルド駅発の切符はノルド駅で、ホアキン・ソローリャ駅発の切符はホアキン・ソローリャ駅でしか購入できないと記載がありましたが、どちらでも購入できるようです。
ごみ箱に驚いた話とそこらへんのレストランで魚介のパエリアを食べた話。【スペイン旅2023】
バレンシアのセントロに戻ってレストランを探します。
もう本当にどこがいいとかわからなくて適当です。
この時代、Googleさまでレビューや評価も見れるので、本当なら、絶対に事前に調べた方がいいと思います!
が、わたしたちは行き当たりばったりです。
通りすがりのここよさげ?というお店に入りました。
「テラスと店内どっちがいい?店内のが涼しいわよ~」と言われ、店内に。
このウェイトレスのお姉さんも接客慣れしていて感じよかったです。
積極的に話してくれるとコミュ障のわたしたちは安心します。
本当はいろいろ食べてみたいのにサラダが好きすぎて毎回サラダを注文するわたし。
トマトがメインのサラダ!おいしかったです。
メニューにはないけど、今日は魚介のパエリアあるわよ、と言われ、注文した魚介のパエリア。
食後に町をぶらぶら歩きながらレイナ広場でアイスを食べる娘。
コーンってこんな風に刺すんですね!ちょっと斬新でした。
朝、市場に行ったかえりにごみの収集をしているところを見かけたんですけど、ごみ箱って、、、箱の下に大きな箱がついてるんですね!!箱の下に大きな箱!
写真でわかりますか?
娘と一緒に「これなら溢れないね。なるほどねー!!」となりました。
恐竜の骨のようなかっこいい建物で科学について学ぶ【スペイン旅2023】
水族館オセアノグラフィックのある地域は芸術科学都市と呼ばれ、個性的な建物が立ち並びます。
水族館に行ったついでに、すぐ近くにある科学博物館にも立ち寄りました。
恐竜の骨のような形をした建物が科学博物館です。
プールがありますが、遊泳は禁止されていました。
建物の中に入っても、恐竜の骨の中にいるような感じです。
あまりに広い空間なので光熱費が気になります。
いろんな科学について学べる展示があります。
内容は本当に多岐にわたります。
以前、安住さんのラジオの番組でゲストの先生が話していたハキリアリも展示されていました。
日本の科学館などでもあるように実際に触れて体験できる展示も多いので、言葉はわからなくても楽しめます。
こちらは科学博物館のとなりの建物。個性的です。
そろそろお昼ごはんの時間なのですが、科学博物館内のレストランはちょっと違うかなーという感じ。周辺にもあまりお店が見当たらないので、ごはんを食べるためにセントロに戻ります。
ヨーロッパ最大級の水族館オセアノグラフィックに行ってみた【スペイン旅2023】
今回、スペインに来たのは、娘が「オセアノグラフィックに行きたい!」と言ったことが一番の理由でした。
オセアノグラフィックというのはヨーロッパ最大級と言われる水族館です。
バレンシアのホアキン・ソローリャ駅に到着したときに、観光案内所に行って、行き方を教えてもらいました。
そのときに、「入場チケット買っていく?」と言われて観光案内所でチケットを購入しました。
オセアノグラフィックには地下鉄で行くことができます。
Alacant駅から地下鉄に乗ります。
やっと見つけた地下鉄駅!わかりにくかった!
駅の場所が少しわかりにくかったです。この☆の場所なのですが、道路工事で迂回しないといけなくて、なんとかたどり着きました!
地下鉄の切符ですが、切符売り場にいたサポートスタッフさんの話によると、
オセアノグラフィックまでは通常の料金だと片道2ユーロなんだそうです。二人で往復8ユーロなのですが、10回切符を購入すれば6ユーロなんだそうです。
二人で使ってもいい、というので、10回券を購入しました。
10番の列車でオセアノグラフィックまで行きます。
まわりはみんなオセアノグラフィックに行く人ばかりでした。
オセアノグラフィックには開場時間より早めに到着したのですが、もうすでに長蛇の列!土曜日だったこともあって200人以上は並んでいました。
とりあえず入場券がある人もない人も一緒に並びます。
入場してからチケットの有無で別れるのですが、ほとんどがチケットを持っている人でした。
建物のフォルムがかっこいいです!
トンネル水槽はとにかくすごい人!です。
人が多すぎて水槽がほとんど見えません。
鳥もたくさんいました。
イルカショーもあります。
日本のイルカショーに慣れてる人には少し物足りないかも。
水族館を堪能して、次はすぐ近くにある科学博物館に行きました。
早朝のバレンシア中央市場を訪れる【スペイン旅2023】
昨日行ったラ・ロンハの正面にありまます。
かっこいい外観☆
土曜日の朝一なので、そんな人は多くありません。
まだ準備しているお店や、8月なのでバケーションでお休みしているお店もありました。
市場は見ているだけで楽しいですね!
近くのカフェで朝食をとりました。
トーストとコーヒーのセット。
娘はオレンジジュースです。
生のオレンジジュース、本当においしいので、おすすめです。
このお店のウェイターのお兄さんのコミュニケーション能力が高くて、コミュ障のわたしたち親子はひたすら「あのお兄さんすごいね!天才だよね!」と話していました。
ご飯を食べたら、今回の旅行のメイン!オセアノグラフィック(水族館)へ向かいます。
スペイン第三の都市バレンシアで世界遺産を見学する【スペイン旅2023】
バレンシアの市庁舎前の広場はとても開放的な雰囲気です。
とてもきれいな街ですよね!
ホテル(オスタル)に荷物を置いて、休憩(←これ大事)した後、世界遺産のラ・ロンハ・デ・ラ・セダに向かいます。
15世紀に建てられた絹の取引所です。
ゴシック様式のかっこいい建物です。
ぐるっとまわった反対側から中に入ることができます。
美しい柱の広間。
中庭にはオレンジの木が植わっています。
そんなに広くないので1時間もあればゆっくりと見ることができると思います。
ラ・ロンハをあとにして、散歩しました。
市庁舎前の広場にもいたのですが、レイナ広場にもパンダがいました。
街のあちこちに着ぐるみ人間がいます。
レイナ広場はとてもにぎやかでした。
奥に見えるのはミゲレテの塔です。
バレンシアの街を歩いているとアイスクリーム屋さんがたくさんあります。
その一つで、娘はアイス、わたしはオルチャータを購入しました。
オルチャータはスペインの夏の飲み物で、特にバレンシアが有名だと聞いたことがあります。少し癖がありますが、機会があったらぜひ飲んでみてください☆
ラ・ロンハ・デ・ラ・セダの公式サイト
Lonja de la Seda de València (visitvalencia.com)