高速列車のチケットが満席でローカル列車で約5時間かけて移動することになる【スペイン旅2023】
夏のリゾート地は大変混みあいます。
ホテルも満室になるし値段も上がります。
電車も混みます。
なのに、うっかり電車の予約をし忘れました。
正確には、まだ大丈夫だろう、と思っていました。
移動の「前々日」にRENFEのチケット予約のサイトを見たら、軒並み完売!
わずかに残っていた朝9時の列車のチケットを求めに駅に行ったら、時間が遅すぎて窓口は閉まっていました。
そのチケットも翌朝には完売に。
完全にやらかしました。
午前中に移動するつもりが、その時点で予約ができる一番早い列車は15時過ぎ発。目的地に着くのは17時過ぎ。
娘に二つの提案をしました。
① 朝8時発の普通列車で4時間50分かけて移動する
メリット:料金が安い(高速列車の3分の1くらい)
:到着駅が市街地に近い(ホテルまで歩いて移動できる)
:出発駅も近い(ノルド駅発)
:13時には到着できる
デメリット:5時間近くかかる
② 午後15時発の高速列車に乗る
メリット:2時間程度で到着する
デメリット:料金が高い(普通列車の3倍くらい)
:到着駅が遠い(市街地までバスで移動する)
:出発駅も遠い(ホアキン・ソローリャ駅発)
:到着時刻が遅くなる(17時を過ぎる)
なんだか①番の方がよいよね?!となり、ローカル列車で移動することになりました。
移動の前日、窓口でローカル列車の切符を購入しました。
(ローカル列車なので、座席指定もないし、当日購入でもよかったと思いますが、そのときはなんとなく安心したくて・・・)
ノルド駅の窓口で切符を購入します。
私: 明日のタラゴナ行きの切符を2枚ほしいのですが
窓口: 15時の列車しか残ってないですね
私: それじゃなくて朝8時発の・・・
窓口: 5時間くらいかかるよ?!本当にこれがいいの?
私: それがいいです。
発券する際に
窓口: 本当にこれでいいの?まだ変更できるよ?
私: それでいいです。
窓口: 発券しちゃうよ?
みたいなやりとりがあり、無事チケットを手にしました。
チケットを購入したときに知ったのですが、4時間50分かかるという内訳は
8時 バレンシア発
10時32分 アルデア着
11時43分 アルデア発
12時50分 タラゴナ着
でした。アルデアの駅で1時間以上の待ち時間がありました。
出発当日、
朝7時半にノルド駅にやってきました。
駅舎かっこいいです!映画とかに出てきそう。
中は工事中で足場が組んでありました。
無事8時の列車に乗りました。
途中、車窓からの風景。
バレンシアからタラゴナまでの道のりは、途中海が見えるのかと思ったけれど、海岸線からは離れているらしく、海は全く見えませんでした。
スペインであまり畑というものを見かけたことがないのですが、この沿線は意外と畑が多かったです。
アルデアの駅で乗り継ぎの列車を待ちます。
バレンシアからタラゴナやバルセロナへ行くのにはこの列車が一番安いので、同じように乗り継ぐ人がたくさんいます。
アルデア駅の周辺はとくになにもないので、ホームで待っていたのですが、すぐ向こうの道路を野ウサギが駆け抜けていきました。
めちゃくちゃのどかな時間が流れていきました。
これもいい思い出ですよね~。
そしてこの後、もう一つ、大事なことを忘れていたことに気づきました。
※参考までに※
地球の歩き方にはノルド駅発の切符はノルド駅で、ホアキン・ソローリャ駅発の切符はホアキン・ソローリャ駅でしか購入できないと記載がありましたが、どちらでも購入できるようです。